うさぎは物音に敏感です

静かな環境が大切

家の中でうさぎを飼う場合、うさぎ用のケージの中で飼育するのが一般的ですよね。

そのケージの置き場所は、うさぎにとってできるだけ快適な場所を選んであげたいものです。

我が家のうさぎ うさあきのケージは、リビングルームの角地に置いています。

最大の理由は、外からの騒音がほとんど聞こえない静かな環境だからです。

また、冬場の寒い季節は日当たりが良くて暖かいのも理由のひとつ。

ケージのフロント扉を開けてあげれば、リビングルームへ自由に出られるのもメリットです。

ちょっと動き回ったあとは大抵こんな感じです

うさあきも安心し、リラックスしてくれています。

おかげで私たち家族も安心できます。

目を閉じてしまうことも…

ただ、うさあきはまだ子供なので、特に不用意な騒音には気を遣うようにしています。

その反面で、普段の日常生活音には少しずつ慣れてもらおうと努めています。

日常の生活音には慣れてもらったほうがいい

私たち家族が普通に交わす会話の声や、日常の足音を抑えるのは、なかなか難しいのが現実。

特別大きな音(テレビの音量やドアをバタンと閉めたり)はたてないよう注意しつつ、普通の生活音にはあまり神経質にならないようにしているんです。

実際うさあきは、我が家へ迎え入れた最初の2日間は、私たちが部屋の中を静かに動いただけでも、両耳をピンとたて、目を見開いて警戒モード。

でも間もなく慣れて、1週間後には横になっていても、写真のようにピクリともしなくなりました。

ちなみに最初に飼った初代うさぎ(♂)『うーさん』は、普段は人懐っこいにもかかわらず、ドアの開閉音(鍵を開け締めする音)や足音には、終生敏感に反応していました。

特に、場所が離れた玄関の鍵を外からカチャっと開ける音は、私たちにはよく聞こえないのに、ビクっと立ち上がり両耳をたてて…。

どうしたのかと思ったら~、家族が帰って来たんだぁ、なんてことがしょっちゅうでした。

専門的なことはよくわかりませんが、うさぎが聞き取れる音の周波数などが人間とは違うんですね。

我が家のうさあきは、鍵のカチャ音には全く反応しません。

うさぎによって個体差があるということです。

炒め物料理の音にびっくり!(初めて耳にする大きな音には要注意)

我が家はマンションで、うさぎがいる場所はLDKの隅なので、料理をする音は彼にも届きます。

彼がうちに来て10日ほど経った時のこと。

フライパンで肉を炒め始めるや否や、それまで寝そべっていた彼がケージの隅にお尻をくっつけ、目をカッと見開いて明らかに怯えの表情に豹変。

ほんの4~5分間の料理時間でしたが、料理終了後もおよそ30分間、ケージの隅っこから動かなくなってしまいました。

確かにいつもよりも、炒める時の“バチバチ・ジュージュー音”がすこし大きかったんですが、これには私たちもちょっとびっくり。

声を掛けながら頭を撫でてあげたら、次第にリラックスモードになってひと安心。

過去の3代のうさぎたちを飼っていたのは一軒家で、料理の音がダイレクトに耳に届くことはなかったので、これは教訓になりました。

これからは炒め物料理など、たとえ短時間でも大きめの調理音が生じそうな時は、事前に頭をそっと撫でながら声をかけてあげることにしました。

「バチバチ・ジュージュー音がするよ~」って感じで。

繰り返せばきっと覚えて、次第に慣れてくれることでしょう。

掃除機やヘアードライヤーの音にも要注意

個体差はありますが、掃除機などのモーター作動音には概して警戒の態度を示すケースが多いようです。

とりわけ初代うさぎ(♂)『うーさん』は、離れた場所で掃除機を使っても、もう断末魔の如く恐怖におびえてうずくまってしまいましたね。

なので掃除機をかける時は『うーさん』を別部屋へ移動させてドアを閉め、音をできるだけ遮断してあげていました。

掃除機だけでなく、ヘアードライヤーの作動音にも対しても同様だったので、洗面所の扉を必ず閉めてからスイッチオンに・・・。

臆病な性格だったとは言え、日頃のちょっとした音に対するストレスも大きかったのでしょう、私たち飼い主の知識・経験と配慮が足りなかったこともあり短命でした(3年あまり)。

『うーさん』の血を引いた2代目うさぎ(♀)『うーじゃん』は、ほとんど無頓着で呑気に構えていました。

幸い今回迎えたうさあきは、掃除機音に対して、当初に比べてだいぶ慣れてきて、怖がらなくなりつつあります。

くしゃみや鼻をかむ音、おならにもびっくり!

リビングルームでへやんぽ中のことです。

何気なくくしゃみをしたら・・・飛び上がるようにびっくりして、文字通り“脱兎のごとく”ケージの中へダッシュ! 隅っこで固まってしまいました。

ダッシュこそしませんが、鼻をかむ音もかなり嫌な様子です。

また、ケージの中で寝そべっている最中、当方のおならにビクっと反応したのには大笑いしてしまいました。

リラックスしてくれると こちらもホッとします

ストレスになるような “音” には要配慮

さまざまな生活音に対して次第に慣れてくるとは言え、やはりストレスはうさぎにとってマイナス。

特に新たにうさぎを迎え入れた直後は、音に対する表情やしぐさの変化などをよく注視してあげることが大切でしょう。

ただでさえ環境の変化にストレスを感じている場合が多いですし。

ちなみに我が家では、うさぎが特に怖がったり、嫌がる音をリスト化しておくことに。

今のところ、我が家の場合は、

 ① 掃除機の音

 ② 炒め物料理の音

 ③ くしゃみをする音

 ④ 鼻をかむ音

①と②は我が家において、完全にシャットアウトするのは難しいので、始める前と終ったあとに声をかけてそっと撫でてあげることをひとつのルールにしました。

③は口を覆って音を殺す(可能な限り)、④は離れた場所で。

うさあきが家族の一員になって1ヶ月が経過。

ちょっとした配慮で、うさぎが穏やかな表情でいてくれると、私たち飼い主もほっと癒されます。

健康

Posted by Komans